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腱板損傷

腱板損傷とは?

腱板とは肩を支えるインナーマッスルのことで、棘上筋(きょくじょうきん)、
棘下筋(きょくかきん)、肩甲下筋(けんこうかきん)、
小円筋(しょうえんきん)4つの筋肉で構成されます。
 
これら4つの筋肉の腱の部分が切れてしまうことで、
痛みが生じて、肩を持ち上げにくくなってしまうのが腱板損傷です。
 
損傷があったとしても、症状がほとんどない場合もあり
50歳代以上では半数の方が腱板損傷を有していると言われています。
 
若年者も損傷することがあり、野球バレーボールなどの
オーバーヘッドスポーツで特に起こりやすいと言われています。
 
特に野球においては投球動作を繰り返す中でボールを
リリース(ボールが手から放たれたとき)した後のからの
フォロースルー(腕を振り下ろす動作)の時期で筋肉が
引き伸ばされることで生じると言われています。
 
コッキングと呼ばれる投げる直前の動作の最中で肩の奥の方に痛みを感じることが多いです。
 
 
日常生活においては、強い肩の痛み、肩を持ち上げにくい、夜寝ている時に痛みで目が覚めてしまう(夜間痛)ことが挙げられます。
 
治療は中高年の損傷であれば基本的には薬物療法、運動療法を中心とした『保存療法』が選択されます。
 
若年者における外傷やスポーツによる損傷であれば『手術療法』も検討されます。
 
レントゲンでは腱の損傷はわかりにくいので、超音波MRIでの画像診断が必要となります。
 
予防としては
①同じ動作での練習を過剰に行わない(例:投げ込み
②肩甲骨・肋骨・背骨を合わせた肩甲帯の可動域の改善
 
以上のことが挙げられます。
また、症状があればすぐに医療機関を受診することが大切です。
 

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