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慢性疼痛について【お仕事での痛み】

3ヶ月以上前を選んだあなたは…

あなたのその痛み、「慢性疼痛」かもしれません。

まずは痛みについて知ることからスタートしましょう!!

 

疼痛とは?

まずは「痛み(疼痛)」の定義についてご紹介します。

2020年7月に国際疼痛学会(IASP)によって

「実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に

付随する、あるいはそれに似た、感覚かつ情動の不快な体験」

と定義されています。

簡単に要約すると

① 怪我をした際に、骨や筋肉、靱帯や皮膚などが損傷することで痛みを感じる

② 怪我をした際に感じる痛みに伴う不安感や恐怖感を含む

と言い換えることができます。

 

怪我をしたときにの痛みだけではなく、その際に感じる感情や情動、

取り巻く社会的要因(仕事・家庭・人間関係・経済的状況)も痛みには深く関与します。

 

   

慢性疼痛とは?

組織損傷が明らかに治癒しているにもかかわらず、残る痛みのことを指し、

「3ヶ月以上にわたり持続または頻発する痛み」

と定義されています。

またその痛みが、ほんの少しの刺激で誘発されるのも特徴です。(軽く触れるだけでも痛いなど)

 

現在感じている痛みがいつから出現しているかも知っておくことで、

痛みに対する考え方が少し変わるかもしれません。

 

慢性疼痛を引き起こす原因となり得るもの

・不安や焦り、過度な恐怖心

・睡眠不足

・栄養バランス不良、夕飯を食べる時間が遅い

・仕事や子育て、介護などでのストレス

・運動不足(適度なウォーキングなど)

 

 

 

 

 

 

 

以上のものが代表的な要因となってきます。

人間には自立神経系という生きるために必要な活動をコントロールする機構を持っています。

その自律神経系の乱れが慢性的な痛みを引き起こす原因となる場合もあります。

            

 

慢性疼痛の予防

・痛みへの理解    ⇨ 過剰に不安や恐怖心を抱かない

・規則正しい生活習慣 ⇨ 十分な睡眠・バランスの良い食事

・ストレスの緩和   ⇨ リラックスする時間や手段を身につける

・適度な運動     ⇨ 負荷の少ない有酸素運動を

 

 

 

 

 

 

 

慢性疼痛の治療方法

運動療法

「Exercise is medcine(運動そのものが医療である・運動は最良の薬である)」

言われるほど、運動療法は痛みに対して非常に効果的です。

 

 

当院においては、理学療法士によるリハビリテーションを中心に、皆様それぞれに合った運動療法を処方しております。

また、柔道整復師、アスレティックトレーナーによるストレッチエクササイズの処方も行っております。

ウォーキングエアロバイクのような有酸素運動が最も慢性疼痛には効果があります。

 

投薬治療

痛みに対して効果的な薬もあります。

痛みが強い場合は、投薬治療も併せて行うことで症状の改善を図ります。

眠気などの副作用等もあるので、医師と相談の上、服用します。

 

生活習慣の見直し

「良い睡眠・十分な栄養・適度な運動」は誰もが知っている

良い生活習慣の基礎となるものです。

しかし、お仕事や子育てなどでわかっていても実現するのが難しいのが実際です。

そのような状況の中でも、少しずつ生活習慣を見直すことが大切です。

 

 

睡眠⇨6時間〜7時間30分は確保できるとGood!

睡眠の周期は約90と言われています。(レム睡眠・ノンレム睡眠)

そのサイクルに沿って睡眠をとると目覚めがスッキリします!

最近では、「睡眠アプリ」も多く利用できるので活用しましょう!!

 

こんな方は注意!!

・何度か目が覚めてしまう

・寝ても疲れが取れない

・カフェインの摂取量が多い

 

 

 

 

 

 

 

栄養⇨バランスの良い食事を!夕飯を食べる時間にも注意!

糖質・脂質の摂りすぎを避け、飲酒もほどほどにすることが大切です。

食べる時間はなるべく20時までに終えられると、消化器官への負担が減ります。

消化器官を司る神経は背骨から出ています。負担をかけることは背骨の動きを

悪くする原因となります。

こんな方は注意!!

・甘いもの、油もの、お酒が大好き

・野菜や果物が不足している

・仕事などで帰宅時間が遅くなり、食事をするのが夜遅くにある

・寝る前に何か食べてしまう

 

適度な運動⇨心と身体がスッキリするくらいの運動がGood!

 

まずは負荷の少ない運動を選択していきましょう。

疲労感や息切れが生じない程度でウォーキングやエアロバイクを行う習慣を

身につけていきましょう。

セルフでのストレッチや筋膜リリース、エクササイズも取り入れて、

ご自身の身体と向き合う時間を設けましょう。

また、呼吸も大切です。ゆっくりとした呼吸を忘れずにしましょう。

こんな方は注意!!

・運動習慣がない

・デスクワークや座っている時間が長い

・血圧や心拍数が高くなりやすい

 

「痛み」に対してはまずは生活習慣の見直しましょう!

身体のどの部分を痛めてしまいましたか?

次のページ以降では、部位別で症状を絞っていきます。

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