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骨粗しょう症の治療

 

骨粗しょう症とは

「骨折リスクを増すような骨強度上の問題をすでに持っている人に起こる骨格の疾患」と定義されています。
つまりは骨が脆くなり、骨折しやすくなる骨の病気です。
 
骨粗しょう症があることで、転んで手をつく、尻もちをつくといった比較的弱い衝撃でも骨折をしやすくなってしまいます。
骨粗しょう症と診断される方は国内で男性300 万人女性980万人計1,280 万人と推定されています。
 
超高齢社会の我が国においては、心身ともに自立した生活、活動ができる期間を指標とした『健康寿命』を延ばすことが望まれています。
 
健康寿命を延ばすためにも、正しい知識と予防が非常に大切になってきます。
 

骨粗しょう症と骨折

骨粗しょう症があることで骨折のリスクは非常に高くなります

弱い衝撃で骨折しやすいだけでなく、知らないうちに骨折していたという『いつの間にか骨折』という場合も非常に多いです。

特に高齢者に多い代表的な骨折は4つあります。

①大腿部頚部骨折(だいたいぶけいぶこっせつ:股関節の付け根の骨折)

②脊柱圧迫骨折(せきちゅうあっぱくこっせつ:背中の骨折)

③橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ:手首の骨折)

④上腕骨近位端骨折(じょうわんこつきんいたんこっせつ:肩の骨折)

特に、大腿骨近位部骨折の数は非常に多く、日本全体で年間15万件発生すると言われています。
1985年から2010年の25年間で約5倍に増加しているという研究もあり、今後も増えていくとされています。
 
大腿骨頚部骨折は自然治癒することが期待できないので、手術が必要となります。
手術後に、寝たきりの状態になる時間が増えると、全身の筋肉の衰えや、体の様々な機能が低下することにつながります。
 
また、生活内での制限も増えてしまうこともあり、健康寿命が短くなる危険性もあります。
 

骨粗しょう症と生活習慣

 
骨粗しょう症となるリスクとして、日々の生活習慣が深く関わっています
例えば、喫煙や過度のアルコール摂取は骨粗しょう症になるリスクを高め運動習慣の有無や栄養状態も関連があります。
 
骨を強くするために、食生活の見直しは非常に大切です。
カルシウムビタミンDビタミンKタンパク質といった栄養素は積極的に摂取することを心がけましょう!!
 
 
 
また、日光を浴びる適度な運動を行うことで、骨や筋肉に良い影響を与えてくれます。
骨折のリスクである転倒の予防や、認知症の予防にも重要な役割を担ってくれます!!
 

女性と骨粗しょう症

骨粗しょう症は男性よりも女性に多い疾患であると言われています。

これは、ホルモンの影響で骨を強くする機能が衰えてしまうことが原因と言われています。

閉経の影響が強く、『エストロゲン』と呼ばれるホルモンが減少または欠乏することで骨がもろくなってしまいます。

早期発見の大切さ

骨粗しょう症は、「早期発見・早期治療」が大切です!

現在のご自身の骨がどのような状態なのか?どのような治療が必要なのか?

それを知ることが非常に大切になってきます。

当院で行える骨密度検査

当院では骨密度検査を実施しております。

DEXA法と呼ばれる骨密度検査で、通常のレントゲン撮影と比較して被ばく量が少ないことが最大のメリットです。

それに加えて、骨密度測定の精度が高いことが特徴で、検査結果の記録も、お一人おひとりに用紙でお渡しすることができます。

最後に

骨粗しょう症は、皆さんが思っているよりも身近に存在する病気です。

まずは、予防にしっかりと努めることが大切です。

『歳を重ねてもいつまでも元気で過ごしたい!』

そのお手伝いを山田整形外科はさせていただきます。お気軽にご相談くださいませ。

 

 
 
 
 

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